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UNUAMENURA - Unreleased Works

MURDER CHANNELからのアルバムやEP、DJ TECHNORCHとのコラボレーション作のリリースやRotator率いるブレイクコア・レーベル「Peace Off」のコンピレーションに参加するなど、90年代後半から東京で活躍していた日本の最重要ブレイクコア・アーティスト「UNURAMENURA」の未発表音源集が解禁!

2009年に発表された1stアルバム「UNDERGROUND WORKS 1999 - 2005」に収録されていた楽曲をエディット/セルフ・リミックスした「AREA51-MIX」、PS3のゲームソフト「Savage Moon」のプロモーションで作られたリミックス・コンピレーションに提供した曲の別Ver、ベルギーのブレイクコア・アーティスト「SICKBOY」によるUNDERGROUND WORKS 1999 - 2005の音源を使ったマッシュコア・メガミックスなどを収録!

FREE DLですので是非チェックを!

MURCD-040 / Stazma The Junglechrist - Itch 11月15日発売決定!

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フランスのアンダーグラウンド・エレクトロニックミュージックシーンで現在最も注目を集めているアーティストの一人である「Stazma The Junglechrist」のミニアルバムがMurder Channelから登場!最高級のブレイクコア/アシッドコア・サウンドを収録した傑作EPが誕生!

11月15日より全国発売開始!MxCx Online Shopでは特典付き&先行販売が決定しております!近日予約を開始しますので引き続きチェックを!

Artist : Stazma The Junglechrist
Title : Itch
Label : MURDER CHANNEL
Catalogue number: MURCD-040
Track List
01. Infinity ... And Beyond
02. Unstable Choir
03. Allergic Itching
04. Minor Manifesto
05. The Hammer
06. Noise & Acid
07. Noise & Acid (Stunt Remix)
08. Unstable Choir (Les Tête Au Fond Du Lac Monster X Remix)



アシッドと高速ブレイクビーツ…
この手法もすっかり定着した感がある。スクエアプッシャーとエイフェックス・ツインがメジャーなところか。


個人的にはこのサウンドは全く食傷気味にならない。まだまだ「もっと来い!」の姿勢である。wisp,flashbulbなどのウワモノ泣かせ系、Venetian Snares,Luke Vibertらの大御所系有名アーティストであろうが、無名であろうが、そんな事は関係ない。
ミクロ単位に切り刻まれたブレイクビーツの破片をもう一度組み直し、それがTB303(を代表とするアシッディーなベースサウンド)の上で鳴っていればもう、タマらん訳である。
もったいぶらないで行こう。フランスからアシッドな乱暴者によるEPが届いた。名はStazma The Junglechrist (スタズマ・ザ・ジャングルクライスト)。ミニアルバムがマーダー・チャンネルからリリースの運びになった。
知らない人も多いであろう。簡単になるが、どの様なヤツなのか紹介したい。
メタルバンドのベーシストとして音楽活動を始め、08年頃からソロプロジェクトとしてStazma the Junglechristの活動をスタートさせる。この情報から、まずスクエアプッシャーからの影響はデカそうだ。


TR.6など、ドラムの組み方とアシッド・ベースの打ち込みがオマージュか?と思う程だ。
しかし!恐らく多くのクレイジー・ジャンキーズはTR.3でコイツのオリジナリティーを見抜いているであろう。まず、3曲目から聴いて頂いてもらいたい!で、そのヤバさを語り合いたい!(懇願)聴くアドレナリンである。
08年にPeace Offからリリースされた若手アーティストのみをピックアップして作られたコンピレーションLP「The Kamikaze Club 07」に楽曲が収録され、デビューを果たす。その後はネットレーベルを中心に活発に作品をリリース。2010年からはPeace Offより「The Lucky Ep」、11年に「Virtual Civil War」、「Napalm Junglist」を発表。
12年にはThe Teknoistのレーベル「Our Fucking Jungle」からDr. Bastardoとのスプリット12"レコード、13年にはPeace Offから12"レコード「Chaos Propaganda」をリリース。
そして、ACIDとクレイジーなブレイクコア~ジャングルの登竜門的パーティー、あのBang Face Weekenderへの出演で話題を集める!


しかもマスタリング・エンジニアとしての腕も確かで、PRSPCT、Peace Offといったレーベルの作品のマスタリングも多数手掛けており、アーティスト達からの支持も非常に高い。
最近、イイACID COREのリリースが無いなーという欲求不満が一気に解決される贅沢EP!
Text by GEODEZIK

Murder Channel Web Shopオープン!!!!

MURDER CHANNELのWEB SHOPがオープン致しました!!!

新作から旧作まで幅広くお取り扱い中!今後は他のレーベルの作品なども販売していく予定です!

過去作はお安くなっておりますので是非ご利用ください!デッドストック物もありますのでお早めに~!

MxCx online store

MURCD-039 / FFF - In Fear

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Murder Channelを代表するアーティストである、アーリーレイヴとアーメン・ブレイクをこよなく愛する「FFF」が待望のニューアルバムをリリース!

CD版にのみ「CYCHEOUTS GHOST」によるリミックスがボーナストラックで追加収録!


アーティスト: FFF
タイトル: In Fear
レーベル: MURDER CHANNEL
品番: MURCD-039
価格: 1500円(税抜)
発売日: 7月5日

Track List
01. Automation
02. Murderous & Vicious
03. Run Like A Fool
04. Prove Yourself  VIP
05. No Hope  (Trapped In Fear Remix)
06. Amen Soldier VIP
07. North
08. The Other Side
09. Crush and Bury
10. Crush and Bury (Cycheouts Ghost remix)*
11. Amen Soldier (Cycheouts Ghost remix)*

** CD BONUS TRACK



DIGITAL版はBandcampにて発売中!






90年代初期のジャングルを軸とし、彼の膨大なネタ群の中でも、70年代のクラウトロック(代表的なアーティストはドイツのCAN、NEU!など)、ノイズ、実験的な電子音楽〜ロック、ダブ等をサンプル・ソースとして積極的に取り入れている。
ゆえに、今作は少々シリアスな印象。しかし、持ち前の爽快感は損なわれていない、という恐るべきバランス感覚の作品である。

特に③などは、まるでP.I.Lと80年代後期のタックヘッドがルーツ・ダブの精神で溶け合っているかの如き。破壊的なレイヴ・スタブも飛び出す、かなり意欲的な一曲でテンションも異様なまでに高い。今作はFFFのターニング・ポイントに位置する非常に重要な作品だ。モッシュ少年だったのが、音楽の可能性を探るうち「作曲家」へと変貌を遂げた感もある。
これまでのキャリアではフットワークの良さと、ユーモアの精神が重要な要素だったのが、今作ではダークで実験的な面にフォーカスが当てられている。
ブライアン・イーノとデヴィッド・バーン(トーキング・ヘッズ)の共作"My life in the bush of ghosts"(1981年の作品なのだが、非常に興味深い内容なので、是非ともチェックしてもらいたい!)を早回しにし、割れたアーメンブレイクをブチ込んだ様な⑧には驚いた。この曲名が"the other side"という事からすると、どうもFFFは「今までの俺とは違うんだぜ」と主張している様に思えて仕方がない。
確かにダークな曲調のものは多いが、テンションが高いので「暗い」わけではない。嬉々としながら作曲に向かっている彼の姿が目に浮かぶ。

⑤はドイツ、ライプツィヒの「ジャータリ」を運営する「ディスラプト」を彷彿とさせるチープなダンスホールのループから始まる。その後の展開は...なのだが、アルバム一枚を通して聴くと、緩急のバランスがとれており、またもスキルアップを感じさる。⑥「アーメン・ソルジャーV.I.P.」などを聴くと、ハードコア・ジャングリスト達の心の拠り所を感じてしまう。FFFは、90年代初期のレイヴ〜ジャングルをずっとリビルドしている、という側面を忘れてはいけない。

CD版にのみ収録の10,11曲目はサイケアウツ・ゴーストによるリミックス。アーメン炸裂かと思いきや、このアルバムに漂う不穏な80'sニューウェーヴの空気を読み取ったディープで、スモーキンな出来具合。サスガの嗅覚!

サンプリング・ソースの違いだけではなく、FFFの2016年作は彼の内面の変化がダイレクトに反映された非常に興味深い作品だ。ネクスト・ステージへと己を上げる姿勢がビシビシと一音一音から伝わってくる。そこで我々は気付かされる。FFFはアーティストなのだと。今後の彼のサウンドにさらなる期待が高まる。
- TEXT By GEODEZIK

MURCD-037 / THE TEKNOIST - 11 YEARS OF NINJAS, SAMURAIS & ZOMBIES

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ハードコアを主体としながらドラムンベースとエレクトロニカの要素を多く含みメロディアスな楽曲スタイルを確立し、長年に渡ってイギリスを中心に世界中のダンスフロアを熱狂させているハードコア・アーティスト、"The Teknoist"による初のベストアルバム!

自身が運営するレーベル"Ninja Columbo"と"Samurai Brylkreem"からリリースされていた現在は入手不可能となっている音源を多数収録!
The Teknoistの10年以上に渡る活動とUKのハードコア・シーンの歴史を体感出来る1枚!

アーティスト : THE TEKNOIST
タイトル : 11 YEARS OF NINJAS, SAMURAIS & ZOMBIES
レーベル : MURDER CHANNEL
品番 : MURCD-037
価格: 1000円(税抜)
発売日: 7月5日
Track List
01. THE TEKNOIST - STATEMENT OF INTENTIONAL BITTERNESS (the re-rage)
02. THE TEKNOIST & KITECH - COMBO KILLERS
03. THE TEKNOIST - LION GIRL
04. THE TEKNOIST - VICIOUS & CANNIBALISTIC
05. THE TEKNOIST & JOHNTY WARRIOR - CHOP YOUR CHIN
06. THE TEKNOIST - RASTAFROGIAN BAYCORE
07. THE TEKNOIST & MACHEEEN BOI - DANIMAL
08. THE TEKNOIST - CEPHALOPOD CARNAGE VIP
09. THE TEKNOIST - THE CRYING CHIMERA
10. THE TEKNOIST - OUR STYLE ACTUALY
11. THE TEKNOIST - WIKYLEPEDIA
12. THE TEKNOIST & JOHNTY WARRIOR - LIKE A WHIRLWIND MADE OF ZOMBIES

「ニンジャ」に「サムライ」と、オールドスクールな誤解された日本を意識したタイトルがまず最高。単にレーベル名のアタマを取ったのでしょうが。そもそも「誤解された日本」を好むアーティストはハードコア界には多いですね。それに「ゾンビ」。
ケミカルテイストなジャンク・フードに安酒で夜中にこれを聴きながらヘドバンしてる若者達(ちょいナードな)が目に浮かばせるところが何とも素敵。さすがジェントルの国イギリス産!ってちょい違う気が...。
確かにTEKNOISTの曲には敷居の高 いエレクトロニカの要素もミックスされているのですが、それをナードに落とし込むスキルとセンスがビシバシ感じられます。あ、イイ人なんだろうな〜と思わせるのがジェントル云々の所以です。

ヴォイス・サンプル、シンセ・ストリングスの多用が映画オタクです!というのが滲み出ているのも好感が持てますな。⑤の何かのヒップホップ?からかっぱらったと思われるネタ”Bang your head !"はアレク・エンパイア師匠もソロ名義の曲で使ってますが、元ネタが知りたいところ!
ヒップホップとハードコアと言えばHellfishですが(常識!)、まずキャリアのスタートは彼に認められ名門”DEATHCHANT”から03年に第一発目のシングルを発表。翌年には自身の"NINJA COLUMBO"をブチ上げ、自分の作品や、DOLPHIN、SCHEME BOYなどもリリース。
ターニング・ポイントは06年にはエレクロトニック・ミュージックシーンの代表的なレーベルである"Planet-Mu"からのシングル・リリース。 今や一人勝ち状態のプラミューからもリリースしていたんですね。10年経った現在では信じられませんが、電子音楽のバブル期でしたね。

⑥はストリーミングの海賊ラジオをDAWにブチ込んだらバグってPCが勝手に作曲してしまった!というナード極まり無いスタイル!こういうのがハードコア〜電子音楽の楽しさの頂点に近い気がしますねえ。実に良い。スキルの高さを冗談混じりに魅せるTEKNOISTの世界に酔いしれてしまいます。

そのハイ・スキルとセンスに裏付けされたTEKNOISTの楽曲群は安定感が約束されています。ですが、次に何が飛び出すか予測がつかないのも事実。
ネクスト・ステージに連れて行ってくれる事を願いつつ、まずは、このベスト盤で彼を讃えましょう!
ハードコア・テクノって何?な方にもこれは自信を持ってオススメできる事を最後に付け加えます!
- TEXT By GEODEZIK

MURDER CHANNEL x TOWER RECORDS秋葉原によるスペシャル企画!「MURDER CHANNEL presents Massacre Hits」11月21日発売!

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Murder Channelのレーベル・サンプラー第三弾!今回はTOWER RECORDS秋葉原店とのスペシャル企画!

Murder Channelからリリースされている激ハードでブルータルな楽曲のみをコンバイルした最速最重サウンドが満載な1枚!

Bong-Ra、SA†AN、DJ Skull Vomit、RoughSketch、deathcount、Monster X、DJIPE、DJ TECHNORCHの楽曲に加えてFFFとOZIGIRIによる新曲も収録!

価格は全10曲収録で税込500円!!!11月21日からTOWER RECORDS秋葉原店で販売致します!!!

アーティスト:オムニバス
タイトル:MURDER CHANNEL presents Massacre Hits
レーベル:MURDER CHANNEL
品番:MURCD-LS2
フォーマット:CD
価格:500円(税込)

Track List
01. DJ Skull Vomit / Dark Tarzan (feat. Stazma the Junglechrist)
02. RoughSketch / Delusion BPM170
03. DJIPE / Sadist
04. FFF / Murderous & Vicious
05. Bong-Ra / Reef Teef
06. DJ TECHNORCH fw.宇宙海月 / 少女IN ~VIRGIN IN~ (Stazma The Junglechrist Remix)
07. SA†AN / We have Returned
08. Monster X / Rise of the manatees
09. deathcount / The Iron Rods
10. OZIGIRI / Yes! Grind No! Pop

MCFREEEP004 / GORE TECH - Shadow Matter (VIP)

Gore_tech_shadow_matter_digital_murFFF、Dr Mathlovsky、Sickboyに続くフリーダウンロード・リリースの第四弾はUKのブレイクコア・アーティスト「GRE TECH」の未発表曲をリリース!アーメンブレイクが炸裂するハードなブレイクコア+ドラムステップチューン!

Artist: GORE TECH
Title: Shadow Matter VIP
Label: MURDER CHANNEL
Catalogue number: MCFREEEP004
Release Date: July 8
Format: DIGITAL


Written & Produced by George Flett
https://soundcloud.com/goretech
https://www.facebook.com/goretechmusic
Artwork by Shift
http://www.futurorg.com/
Layout by Machine Throne
https://www.facebook.com/futurephobic?fref=ts

MURCD-035 - MONSTER X - "Hunter" - 発売中!!!

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現在はフランスに拠点を置く、エレクトロニック・アーティスト"Monster X"ことJulien Carazが
初のオリジナル・ミニ・アルバムをマーダー・チャンネルからリリース!7月20日全国発売!

07年に、デビュー作である12インチ"Disco Zombie Assault"をフランスのアヴァンギャルド~エクスペリメンタル・ブレイクコア・レーベル"Mutant Sniper"から発表。
続く09年、同レーベルから12インチ "Satan Iz Love"をドロップ。

その後はTigerbeat6、Bedroom Research、Peace Offといった
アンダーグラウンドシーンのトップレーベルから革新的な作品を発表し、
ヨーロッパやアメリカでは大きな支持を受けている。

彼のサウンドを聞いていて感じたのが、名門「ニンジャチューン」から
アルバムとMIX CDをリリースしているキング・キャニバルとの質感が似ている点だ。
しかしそれは、Monster Xが、キャニバルも所属していた、
「Combat Recording」のレーベルオーナーでありアーティストの
Stormfieldとのインダストリアルユニット「Fausten」での活動もある事で合点がいった。

緻密でいて、ブルータル。不規則なリズムパターンを多く使いながらもしっかりと
グルーヴがある。IDM、ガバ、グリッヂ、ブレイクコア、ダブ、モジュラー・ノイズの
高次元ミクスチャー・サウンドだ。

冒頭から不穏なシンセパッドに、否応無しに期待が高まる、グリッヂ、硬質なリズムの乱れ打ちに早速ノックアウトされるタイトルナンバー "Hunter" (M-1)。

初期ミスター・バングルを打ち込みで再現したかの様な、先の展開が全く読めない
グリッヂコア "Rise of the manatees" (M-2) 。

アナログシンセを多用した、愉快な悪夢 "Flesh room" (M-4) 。

このミニ・アルバムの中でも最もテンションの高い "Eradicate the opposition" (M-6)は
確実にフロアを狂乱の渦に叩き込む。電子変調されたヴォイス、縦横無尽に飛び交う
グリッヂ・ノイズ、4/4にも変化する硬いキックに暴走する切り刻まれたブレイクビーツ!
これにハードコア・サウンドの未来を垣間見た気がする。マストです。

ラスト "Sfom" (M-7)はこのエクスペリメンタル・ハードコア・ショウの閉幕に相応しい、
BPM遅めの4/4ナンバー。モジュラー・シンセのリッチなノイズが効果的だ。

このミニ・アルバムは挨拶状にして、Monster Xの魅力を余すところなく伝えてくれている。
聞けば聞く程に良さが増すというハードコア・サウンドでは珍しいタイプのスタイルである
ところも付け加えたい。

出来れば、このようなアーティストのファンに是非とも聞いて頂きたい!と締めたいところ
なのだが、キング・キャニバルがうっすらと思い浮かぶぐらいで他に出て来ない。

それくらいオリジナリティーに満ち溢れ、今後のハードコア~エクストリーム・シーンを
押し進める存在なのだ。

とにかく出来る限りのボリュームで聞いて頂きたい。そこには未知の世界が
広がっている。
- Text by GEODEZIK

アーティスト : MONSTER X
タイトル : Hunter
レーベル : MURDER CHANNEL
品番 : MURCD-035 / MURDG-014
価格 : 1500円(税抜)
発売日:7月20日

Track List

01. Hunter
02. Rise of the manatees
03. Even our gods dance to a new song now
04. Flesh room
05. Smash
06. Eradicate the opposition
07. Sfom (CD Bonus Track)

全曲視聴はコチラ↓↓↓ デジタル版はBandcampで販売中↓↓↓

Monster X "Hunter" comment from Miii

空恐ろしい程の静寂の暗闇の彼方から、得体の知れない巨獣が飛び込んでくる。イノシシのようなフォルム。皮膚は煤けた肌色が斑になって見え、ところどころにピンク色の肉がむき出しになっている。4足歩行で走ってくる”それ”の背中には、巨大な鎖が何十にもなって絡まり、まるで鎖帷子(かたびら)のようにその肥った肉体を抱えこんでいる。顔面を見れば、脳天から右頬にかけて、鉄をひん曲げたようないびつの銀色の仮面によって覆われ、隠された右目の位置には不気味な紫を湛えた光が覗いている。口からは無色の液体が垂れ落ちる。油だ。充満するは、血なまぐさい匂いと、オイルにまみれた機械の香り。
 その巨獣は、息を荒げ、油の匂いをさせながら、僕の目の前でゆっくり静止する。緊張の中での静寂は、一瞬のようにも思えて、気づけば数分も巨獣と対峙し続けているようにも感じられたが。ふとその瞬間に、咆哮が僕の耳をつんざく。それはむしろ叫びというよりは、機械の身体から発せられた鉄と鉄が擦り合わせられるような轟音と、デジタル化されたノイズのように感じられる。
 巨獣は暴走を始める。その巨大なボディの中核に大量に仕舞われていた、錆びついたアーム状の機械が、皮膚と肉に開けられた穴から盛大に伸縮を始める。巨獣は明後日の方向に走り始め、静止し、叫び声を上げながら、複雑にいくつものアームを展開させる。それに染み付いた油と血の香り。肉をまき散らしながら、また別の方向に走り始める。急発進と急停止、辺りには猛烈な悪臭と機械と肉の破片が雑多に飛び散り、また破片たち自体も”モンスター”の劇的な行動に興奮しているかのように、自らノイズを発し始める。
 それを眺めて、最初、暴力だ、と思う。いや、もっと本能的な行動意識の羅列だ、そう認識する。繰り返される、急発進と急停止。そのランダムで無意識的な暴走意欲がむき出しになっている。あの巨獣はそんな存在の象徴なのではないかと、認めたくなる。あるいは多分、この空間そのものが地獄で、僕はそこに落とされたのだ、と思う。
 何か不思議な熱を胸に湛えながら地獄絵図を眺めるその刹那、肉片が、ぎょろ、と僕を見つめたような気がする。無論、そこには目も無ければ視線も無いのだが、意志はもしかしたらあるのではないか。そう疑ってしまう。僕の細胞が共鳴するかのように疼いているのが分かる。額から静かに汗が垂れ落ちる。そういえば、やけに熱い。さっきは感じていなかったはずの体温。
 長い恍惚にも似た熱気の中、ふと気付くと、いつの間にか静寂が再び空間を支配している事に気づく。モンスターはいつの間にか消滅し、おびただしい量の肉片と機械片だけが、広い空間の中に取り残されている。最後に、頭の上半分だけを残し、果てには眼球と鉄仮面だけになったモンスターが、最後の一滴まで腐った血を地面に擦り付けながら、僕の目の前に転がり込み、停止した。不気味な目の光だけは、なぜか最後まで消え失せることが無かった。茫然としながらその光を見つめ返すと、光は完全に僕を捉え、僕の顔を不気味に照らしていた。気付けばびっしりと流れていた手汗には、確かに血なまぐさい鉄と油の臭いがした。
Text by Miii
https://soundcloud.com/miii


MCFREEEP003 /// Sickboy - Times New Roman EP

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FFF、Dr Mathlovskyに続くフリーダウンロード・シリーズの第三弾!今回はベルギーのブレイクコア/マッシュコア・アーティスト「Sickboy」によるEP!
Sickboyらしいストレートでハードコアなビートに独特のメロディーが合わさったパワフルなブレイクコア・トラックを4曲収録!

Artist: Sickboy
Title: Times New Roman EP
Label: MURDER CHANNEL
Catalogue number: MCFREEEP003
Release Date: May 25
Format: DIGITAL

Track List

01. HEYOKA
02. FONIX
03. NEMEAN LION
04. LOTUS EATERS

Written and produced by Sickboy Milkplus in Antwerpen, Belgium.
https://soundcloud.com/sickboy-milkplus
https://www.facebook.com/pages/Sickboy-Milkplus/42751210066
https://twitter.com/tweencore
drawing by Cynthia Lacy Ceron - lacy.mx

ダウンロードはコチラ↓↓↓から

Sickboy

Sickboy
04年にKID606主催のレーベル「Tigerbeat6」より発表された名作ブレイクコア・アルバム「Shake Hands With A Clenched Fist」が世界的に高い評価を得て一般のダンスミュージックリスナーにまでその名を知れ渡せる。
その後も自身が運営するレーベル「Wood Records」やブレイクコアの名門レーベル「Peace Off」からEPやアルバムを発表、Bong-Raとのダークコア・ユニット「SERVANTS OF THE APOCALYPTIC GOAT RAVE」のアルバムを「Sublight Records」からリリースしている。
独自のカットアップ手法と迫力満点のガバキック/アーメン・ビートに病んだプログラミングを駆使し、Lil John、Andrew W.K、T.A.T.Uなどのメジャー・アーティスト達の曲をマッシュアップするスタイルで世界中をツアーして周り各地のパーティーで乱痴気騒ぎを巻き起こしている。



MCFREEEP002 /// Dr Mathlovsky - Do Androids Dream Of Analog Basslines - FREEDL!

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去年リリースした「FFF - Can't find a dub like this」に続くフリーダウンロード・リリースの第二弾!
今回はPeace Off、Black Hoe Recordings、Harder & Louderからも作品をリリースしているベルギーの若手ブレイクコア/エレクトロニック・ミュージックアーティスト「Dr Mathlovsky」のフルアルバム!
ブレイクコア~ハードコア~クロスブリードからテクノ~アンビエントまで様々なスタイルの楽曲を収録!いつもの作風とは違った実験的な内容となっており、どの楽曲もかなり精密に作りこまれた深みのある楽曲ばかりです!

Muder ChannelのBandcampにてFREEで公開中ですので是非!!!

Artist: Dr Mathlovsky
Title: Do Androids Dream Of Analog Basslines
Label: MURDER CHANNEL
Catalogue number: MCFREEEP002
Release Date: April 1
Format: FREE DOWNLOAD

Tracklist:

01 Inksucker
02 Hardware Warehouse
03 Drive, She Said
04 Checkov's Gun
05 Yellow [Square]
06 Pseudo Model
07 The Tunnel
08 Cymbal Ride
09 Beta Tape
10 Hypnosis
11 Styrofoam Teeth
12 Gretchen Ross

Inksucker (Video)

Drive, She Said (Video)

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